
バイトリル®フレーバー錠
犬・猫用フルオロキノロン系抗菌剤
要指示医薬品 指定医薬品 動物用医薬品
動物用抗菌剤初のフレーバー錠。ビーフ風味で錠剤も小さく、投与しやすい製品です。
効果・効能
本剤に感受性の下記菌種
ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、シュードモナス属、ステノトロホモナス・マルトフィリア、アシネトバクター・カルコアセティクス
犬及び猫の尿路感染症

形状
15mg錠/50mg錠/150mg錠
バイトリル®フレーバー錠の特長
従来のバイトリル錠と同じ小さな錠剤サイズのまま、ビーフ風味に。与えやすいように、嗜好性にも配慮しました。
グラム陽性菌やグラム陰性菌などの幅広い細菌に対し、強い殺菌力を示します。
錠剤は、15mg錠/50mg錠/150mg錠の3タイプ。バイトリルは対象動物の体重や投与方法に適した剤型が選択可能です。
投与後、有効成分エンロフロキサシンが素早く感染組織に移行し、優れた治療効果を発揮します。
バイトリル錠とバイトリルフレーバー錠の錠剤比較写真

犬での嗜好性試験

【方法】
犬12頭に下記の方法で従来のバイトリル錠(フレーバーなし)およびバイトリルフレーバー錠を給与し、嗜好性を比較した。どちらの製剤も1頭につき1日1回2錠給与した。
【投与方法】
最初に手のひらに載せて与え、すぐに食べない場合は床に置いて最長3分間観察した。
【結果】
従来のバイトリル錠の摂食率が16.7%だったのに対し、バイトリルフレーバー錠の摂食率は54.2%であった。従来のバイトリル錠と比較し、バイトリルフレーバー錠では嗜好性の向上が見られた。
有効成分と作用機序

バイトリルの有効成分
【有効成分および化学的性質】
●一般名:エンロフロキサシン(enrofloxacin)
●略号:ERFX
●分子式:C19H22FN3O3
バイトリルの作用機序
バイトリルの作用機序は、細菌のDNA合成を阻害します。細菌のⅡ型トポイソメラーゼであるDNAジャイレースとトポイソメラーゼⅣに作用し、DNAの複製を阻害することで、細菌を死滅させます。
また、エンロフロキサシンは核膜を持たない細菌のDNAには直接作用しますが、核膜を持つ動物細胞のDNAには直接作用しません。

製品詳細
項目 - 製品名 |
詳細 - ◆バイトリル®15mgフレーバー錠 ◆バイトリル®50mgフレーバー錠 ◆バイトリル®150mgフレーバー錠 |
項目 - 対象 |
詳細 - 犬・猫 |
項目 - 効果・効能 |
詳細 - ◆有効菌種:本剤に感受性の下記菌種 ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、シュードモナス属、ステノトロホモナス・マルトフィリア、アシネトバクター・カルコアセティクス ◆適応症:犬及び猫の尿路感染症 |
項目 - 成分・分量 |
詳細 - ◆バイトリル®15mgフレーバー錠 本品1錠(60mg)中に有効成分エンロフロキサシン15.0mgを含有 ◆バイトリル®50mgフレーバー錠 本品1錠(120mg)中に有効成分エンロフロキサシン50.0mgを含有 ◆バイトリル®150mgフレーバー錠 本品1錠(420mg)中に有効成分エンロフロキサシン150.0mgを含有 |
項目 - 用法・用量 |
詳細 - 1日1回、体重1kg当たりエンロフロキサシンとして以下の量を経口投与する。 ◆犬:5~10mg ◆猫:5mg |
項目 - 使用制限 |
詳細 - 12ヵ月齢未満の成長期にある犬には使用しないこと |
項目 | 詳細 |
---|---|
製品名 | ◆バイトリル®15mgフレーバー錠 ◆バイトリル®50mgフレーバー錠 ◆バイトリル®150mgフレーバー錠 |
対象 | 犬・猫 |
効果・効能 | ◆有効菌種:本剤に感受性の下記菌種 ブドウ球菌属、レンサ球菌属、腸球菌属、大腸菌、クレブシエラ属、エンテロバクター属、プロテウス属、シュードモナス属、ステノトロホモナス・マルトフィリア、アシネトバクター・カルコアセティクス ◆適応症:犬及び猫の尿路感染症 |
成分・分量 | ◆バイトリル®15mgフレーバー錠 本品1錠(60mg)中に有効成分エンロフロキサシン15.0mgを含有 ◆バイトリル®50mgフレーバー錠 本品1錠(120mg)中に有効成分エンロフロキサシン50.0mgを含有 ◆バイトリル®150mgフレーバー錠 本品1錠(420mg)中に有効成分エンロフロキサシン150.0mgを含有 |
用法・用量 | 1日1回、体重1kg当たりエンロフロキサシンとして以下の量を経口投与する。 ◆犬:5~10mg ◆猫:5mg |
使用制限 | 12ヵ月齢未満の成長期にある犬には使用しないこと |