ここからは「要指示医薬品」に関する情報をご提供しています。

要指示薬の情報提供ページでは、獣医師又は獣医療関係者を対象に、動物用医薬品を適正に使用していただくための情報を収載しています。

一般の方への情報提供を目的としたものではありません。また、内容は日本の承認内容に基づいたもので、海外の承認内容とは異なる場合もあります。ご了承ください。


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Elanco Japan アドボケート® ロゴ

アドボケート®犬用・猫用

犬用・猫用内外部寄生虫駆除薬

劇薬 要指示医薬品 指定医薬品 動物用医薬品


月1回の投与で犬糸状虫症の予防や消化管内線虫の駆除、体表についたノミの駆除ができるスポット剤です。

効果・効能

Elanco Japan 製品情報 犬アイコン

犬糸状虫症の予防、イヌニキビダニの減少による全身性毛包虫症の改善、イヌセンコウヒゼンダニ(疥癬虫)、ノミ、犬回虫及び犬鉤虫の駆除

Elanco Japan 製品情報 猫アイコン

犬糸状虫症の予防、ノミ、ミミヒゼンダニ、猫回虫及び猫鉤虫の駆除

アドボケート® 犬用 形状

形状

ピペット(スポットタイプ)

作用機序

Elanco Japan アドボケート® 犬用 モキシデクチンの作用機序
モキシデクチンの作用機序

モキシデクチンは他のマクロサイクリックラクトンと同様に寄生虫に特有のグルタミン酸開口型Cl-イオンチャネルに作用してCl-の膜透過性を増加させ線虫の神経や筋肉組織を過分極させることで麻痺を起させ死に至らしめます。また、γ-アミノ酪酸(GABA)レセプターに作用しその働きを増強させるとも考えられています。

哺乳動物はGABAレセプターが中枢神経内に限局していて、血液脳関門をモキシデクチンが通過できないため影響をほとんど受けないと考えられています。

※コリー犬及びその系統の犬種においてアベルメクチン系薬剤によって神経毒性を示したとの報告があります。

Elanco Japan アドボケート® 犬用 モキシデクチンの作用機序
モキシデクチンの作用機序
  1. シナプス前ニューロンのシナプス終末
  2. シナプス後ニューロン
  3. 神経伝達物質を放出しているシナプス小胞
  4. グルタミン酸開口型Cl-イオンチャネル
  5. 神経伝達物質またはモキシデクチンのチャネル接合部への暴露後にCl-イオンチャネルが開口する
イミダクロプリドの作用機序
イミダクロプリドの作用機序

イミダクロプリドは、クロロニコチ二ル系殺虫剤であり、主に接触によりノミの体内に取り込まれ、ノミの神経細胞シナプス後膜のニコチン性アセチルコリンレセプターに作用して、正常な神経伝達を遮断します。これによりノミは、麻痺・弛緩及び活動性の低下などの症状を伴って死に至ります。

イミダクロプリドの作用部位は、脊椎動物にはない昆虫に特異的なもので、哺乳動物に対しては安全性が高いと考えられています。

イミダクロプリドの作用機序
イミダクロプリドの作用機序
  1. アセチルコリン
  2. イミダクロプリド
  3. ニコチン性アセチルコリンレセプター
  4. 神経細胞のNaチャネル
  5. 正常な神経伝達の妨害

有効性

定期的な投与で駆除効果を維持

アドボケート®は定期的な投薬により、血中のモキシデクチン濃度が維持され、投薬後も4週間にわたり新たに感染する犬糸状虫を駆除し続けます。

ノミへの速攻性駆除効果

  • 吸血に依存せず新たに寄生するノミ成虫を素早く駆除

    ノミ成虫は、犬猫の体表上でイミダクロプリドに接触することで正常な神経伝達が遮断され麻痺を起こし、わずか3~5分で吸血できなくなります。内服薬と異なり『吸血に依存せず』駆除効果が発現します。


    イミダクロブリド製剤の速攻性ノミ駆除効果

    供試動物・・・体重13Kg、年齢1.5~2歳のビーグル犬計4頭

    試験方法・・・イミダクロブリド製剤を投与した7日後に供試犬の被毛を刈り取り、シャーレの蓋を無毛部に固定し、ノミ成虫30匹をその中に入れてノミの行動を観察した。


    ノミへの速効性駆除効果


  • 約1カ月間、高いノミ駆除効果が続きます

    犬猫各16頭にネコノミ成虫を1頭当たり100匹ずつ人工寄生させ、投与後のノミ寄生数をコントロール群と比較した。

  • 犬製品の犬糸状虫症の予防効果

    供試動物 - 各群6頭:ビーグル犬、11~12ヵ月齢、体重9.2~12.6kg

    試験設定 - 犬糸状虫感染幼虫を、1頭当たり50匹ずつ人工感染。感染後33日目に規定の用量を投薬し、146日目に虫体を確認。1群では投与後約90分に水浴とシャンプーを実施。


    アドボケート® 投与群における犬糸状虫症予防率(%)

  • 猫製品の犬糸状虫症の予防効果

    供試動物 - 各群10頭の猫、5.5~6.5ヵ月齢、体重1.73~3.97kg

    試験設定 - 犬糸状虫感染幼虫を、1頭当たり100匹ずつ人工感染。感染後30日目に規定の用量を投薬し、170日目に虫体を確認。



  • 回虫、鉤虫の駆除効果
  • 国内臨床試験におけるミミヒゼンダニに対する駆除効果

    耳垢の直接鏡検によってミミヒセンダニの感染が確認された猫69匹において、各検査時の寄生スコアを算出した。

     

製品詳細

項目  - 製品名       
犬用 -

アドボケート® 犬用 <劇薬・指定医薬品・要指示医薬品・動物用医薬品>

猫用 -

アドボケート® 猫用 <劇薬・指定医薬品・要指示医薬品・動物用医薬品>

項目  - 用途
犬用 -

外部および内部寄生虫の駆除

猫用 -

外部および内部寄生虫の駆除

項目  - 対象
犬用 -

猫用 -

項目  - 効果・効能
犬用 -

犬糸状虫症の予防、イヌニキビダニの減少による全身性毛包虫症の改善、イヌセンコウヒゼンダニ(疥癬虫)、ノミ、犬回虫及び犬鉤虫の駆除

猫用 -

犬糸状虫症の予防、ノミ、ミミヒゼンダニ、猫回虫及び猫鉤虫の駆除

項目  - 用法・用量
犬用 -

体重1kg当たりイミダクロプリド10mg、モキシデクチン2.5mgを基準量とした以下の投与量を、犬の肩甲骨間の被毛を分け、容器の先端を皮膚につけて全量を滴下する。なお、4.0mLピペットあるいはそれ以上の量を組み合わせて投与する場合は、数ヵ所に分けて滴下する。 本剤を適用する場合、投与頻度が4週に1回を超えないよう注意すること。 犬糸状虫症の予防:毎月1回、1ヵ月間隔で蚊の活動開始1ヵ月以内から活動終了まで投与する。 イヌニキビダニの減少による全身性毛包虫症の改善:4週間隔で2~4回投与する。 イヌセンコウヒゼンダニ(疥癬虫)の駆除:4週間隔で2回投与する。 ノミ、犬回虫及び犬鉤虫の駆除:1回投与する。 [体重]1kg以上4kg未満……[用量]0.4mLピペット1個全量 [体重]4kg以上10kg未満……[用量]1.0mLピペット1個全量 [体重]10kg以上25kg未満……[用量]2.5mLピペット1個全量 [体重]25kg以上40kg未満……[用量]4.0mLピペット1個全量 [体重]40kg以上……[用量]適切なピペットの組み合わせ

猫用 -

体重1kg当たりイミダクロプリド10mg、モキシデクチン1mgを基準量とした以下の投与量を、猫の頸背部の被毛を分け、容器の先端を皮膚につけて全量を滴下する。 本剤を適用する場合、投与頻度が月1回を超えないよう注意すること。 犬糸状虫症の予防:毎月1回、1ヵ月間隔で蚊の活動開始1ヵ月以内から活動終了まで投与する。 ノミ、ミミヒゼンダニ、猫回虫及び猫鉤虫の駆除:1回投与する。 [体重]1kg以上4kg未満……[用量]0.4mLピペット1個全量 [体重]4kg以上8kg未満……[用量]0.8mLピペット1個全量 [体重]8kg以上……[用量]適切なピペットの組み合わせ

項目  - 使用年齢
犬用 -

7週齢以上の子犬

猫用 -

9週齢以上の子猫

項目  - 体重制限
犬用 -

体重1.0kg以上の犬から使用可能

猫用 -

体重1.0kg以上の猫から使用可能

項目  - 成分・分量
犬用 -

本品1mL中にイミダクロプリド100.0mg及びモキシデクチン25.0mgを含有する

猫用 -

本品1mL中にイミダクロプリド100.0mg及びモキシデクチン10.0mgを含有する

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